入社1年目の教科書 あまり読んでも共感できなかった件について。
こんにちわ、ゆっきーです。
もうそろそろ、みなさん就活終わりましたでしょうか。
ゆっきーは絶賛休職中でございます。。。
それはさておき、今回は就活終えて大体の人が読むであろう、入社1年目の教科書(以下 教科書)についてご紹介したいと思います。
ゆっきーも、入社2年目(と休職1か月目)でございますので、本来であればこの本とも卒業するべきなのですが、ブックオフにて大量に並んでいたのでなんとなく手に取ってみました。
結果としては、700円をドブに捨てた感じですね。はい。
良かった点2点と、それを覆す微妙とも思える点を3点ピックアップしてまいりましょう。
- いいとこ1.仕事における重要な点をあらかた学ぶことができる。
- いいとこ2.コミュニケーションの取り方についてアドバイスがなされている。
- 微妙な点1.時間・チーム・経験が重要だという点を繰り返して述べているだけ。
- 微妙な点2.上司・先輩から見た後輩の理想像のみ
- 微妙な点3.時代錯誤の内容
- まとめ わざわざ買って時間を費やして読む必要はない本ではある。
いいとこ1.仕事における重要な点をあらかた学ぶことができる。
この教科書では次の3点を重要だとのべています。
- 仕事するうえでの時間は有限である
- 仕事するうえで、チームワークで取り組むべきである
- 仕事するうえで、必要なリソースは知識と経験である
この3点になります。
具体的なところでは、メールは24時間以内素早く返すこと、成果品は50パーセントの出来の段階でいいから早く提出すること、仕事は目でみて盗むこと。
上記の通り、素早く返し、チーム総出で成果を得られる工夫、仕事するうえで必要な知識と経験の入手方法を細かく書いてあります。
いいとこ2.コミュニケーションの取り方についてアドバイスがなされている。
ゆっきーも社会人2年目になりますが、誰に何を聞けばいいのか迷ったり、間違えてしまい上司からかなり叱責をうけました。
この教科書では、誰に対してどのような場でコミュニケーションを取るべきなのか書いてあります。
──仕事は総力戦である。 プロジェクトメンバー(リーダー)に聞くのか、上司に聞くのか、誰に相談するのかが大事である。
ゆっきーも、プロジェクト制で仕事をしておりましたので、リーダーや他のメンバーに聞くべきなのか、それとも上司に聞くべきだったのか、今思い返してみても、コミュニケーション能力とは、何を話すかよりも誰に聞くべきなのか問われてるのでは、としみじみと感じております。
微妙な点1.時間・チーム・経験が重要だという点を繰り返して述べているだけ。
以前、塾講師をしていたとき現代文の評論では、筆者の主張は繰り返されるのでそこをマークするよう指導していました。
この教科書はもれなくそれに該当しております。全部で50項目あるのですが、全ては時間・チーム・経験が重要であるとの繰り返しとなっております。
微妙な点2.上司・先輩から見た後輩の理想像のみ
これ読み始めて真っ先に感じたのは上司・先輩から見た後輩の理想像のみを書いてるような印象を感じました。
というのも、仕事は目で見て盗めや、カバン持ちは最大のチャンス、上司の行動を心を籠めてフィードバックせよなど、
上司・先輩から教えてもらうのは当たり前と思うなって記述されております。
また、仕事に関しても、早くあがることを当たり前としてはいけない、多くの時間を使って仕事に対してやる気を見せてほしいなど、少しばかり根性論がすぎるではないかと感じる部分も多々ありました。
これらをまとめると、仕事は部下が上司に徹底的に気を使って気持ちよくさせるのが当たり前と書いてある、気持ち悪い本だなぁってのが第一印象でした。
微妙な点3.時代錯誤の内容
この本の最大のダメなところと言っていいでしょう。2011年に発売されて以来重版を繰り返しておりますが、時代錯誤もいいところの内容だと感じております。
まず、思ったのは新聞は2社、必ず紙面で見ることとありますが、そもそもこのご時世に紙面で見る必要があるのか、スマホであれば電車内座る必要もなく閲覧することができます。また新聞そのものの情報ソースに信憑がないという点にもあります。(だから、2社なのでしょうが。)
紙面である必要性について、レイアウト云々とかたっておりますが、昨今のスマホの解像度がだいぶあがり、すでにフルHDを超えております。小さい画面ではありますが、十分紙面と変わらない情報量を入手できるものと考えております。
もう紙面である必要はありません、カネと環境破壊の無駄遣いです。
関連ニュースを下記に記載しておきますが、発行部数が右肩下がりなので、もう紙の新聞そのものはオワコンと言っていいでしょう。
また、早く帰ることを宣言すること ── ただし、埋め合わせが必要 とありますが、昨今では定時退社を基本とする動きのなか、早く帰った分の埋め合わせというくだりは不要です。むしろ、残業の減らし方などの、早く帰る努力を記述するべきだったかもしれません。
最後に宴会と幹事の下りももう書いてありました。幹事は進んで心をこめてやれとか、2次会まで参加しろだの、宴会芸でパフォーマンスを発揮せよなど。。。
そんなこと自体オワコンです。関連記事を掲載しておきます。
今後、幹事を行うのであれば、いかに早く帰れるようにするか等を工夫するべきであって、しょうもない宴会パフォーマンスに身も心も費やす必要は全くありません。
まとめ わざわざ買って時間を費やして読む必要はない本ではある。
この教科書は、1年目では必要な部分もあるかもしれませんが、大体1年過ごしていればいやでも身に付くものばかりなので、あまり意味はないように思えます。
この本、定価だと1429円しますので、その分ほかのことに費やした方が得だと感じております。
以上になります。