【昭和】クソです建設業【体育会系】
こんにちわ、ゆっきーです。
現職がコンサルタントという、クライアントとなる企業側の代わり経営企画・会社運営・事業計画の立案を行っておりました。
元ニート的には、我ながらよくやってたなって思います。
そんな中いくつもの業界を見てきました。今回ご紹介するのはクソブラック典型である建設業をご紹介したいと思います。
- 典型的ブラック業界 厚生労働省が把握してるだけでも3割
- ここがクソ建設業! 長時間労働は当たり前
- 過酷な現場ですが、当然待遇はいい はずない クソ
- いつものクソ回避 ── できない。つぶしが効かない建設業の技術者
- 実態から足り前人手不足!担う外国人労働!
- まとめ 先細り建設業
典型的ブラック業界 厚生労働省が把握してるだけでも3割
厚生労働省が把握してるだけでも3割になります。下記の記事をご覧ください。
大方目につくのは危険な作業を危険な状態で作業していることで労働安全衛生法違反に基づくものばかりです。
最近の大手ゼネコンとよばれる会社はだいぶこのあたり解決しているようですが、中小企業だと全くって言っていいほど改善されてないと思います。現場をヘルメット着用事前に安全講習したうえで確認させていただいたことありますが、整理されていない現場など平気でありました。
こんな具合に。
わかってはいるが わかるわけにはいかん!の精神がまかり通っているのが建設現場です。
ここがクソ建設業! 長時間労働は当たり前
オリンピックの目玉会場ともいえる新国立競技場の建設現場でこんな事件あったの覚えておりますでしょうか。
本当にひどい事件でしたよね。これが、建設業の長時間労働の実態です。なぜ長時間になってしまうか下記の引用文の通りです。
実際に現場で作業する方は、9時から作業して、夕方5時には終わるという形だが、管理する人間はその後で記録書類や翌日の準備書類を作ったり、発注の手続きをしたりと、デスクワークが増えている
現場作業+事務作業で身体も脳みそもお疲れの状態になります。
実際に施工管理を行ってる監督さんの話を聞くと、
「朝8時に朝礼間に合わせるために、自宅から1時間かけて自家用原付で通ってた。朝6時、ひどいときは朝5時起きは当たりまえ」
「夕方の現場終わってから初めて事務作業。クタクタになりながら施工図を書かないといけない」
「原付で事故って休もうと思ったら、社会人でそれはありえないって言われた」
「土日は休む日じゃなくて事務作業する日」
「消防検査に間に合わせるために、朝4時まで工事作業しなきゃいけなかった」
どうでしょうか。
これが実態です。
2017年卒の私がいうからはっきり言えます、現在の実態です。
こんな実態だから若手の離職率も半端ではありません。
大卒で3割、高卒で4割を超えております。
日刊建設工業新聞 » 3年以内離職率、建設業高卒は47・7%/14年3月卒業の離職者/厚労省
私の周りにもやめた理由の声が届いております。
「休みがなさすぎる」
「残業が多すぎる」
「仕事がきつすぎる。体育会系のノリについていけない」
こんなのばっかですよ本当に。
ちなみに、体育会系・昭和気質なので、終わったら終わったで下記の地獄絵図も待ってます。
無礼講だといって始まった飲み会も、酒が進むにつれ状況は変わる。職人ばかりが集う飲み会なのだ。もともと気性が荒いのに、現場では「猫」を被っていた職人も、アルコールで「猫」の仮面を脱ぎ始める。「もう飲めないです」と言えば、「おれの酒が飲めないのか!」と癇癪を起す。ちょっとした仕事のミスについて、急に集中砲火の説教が始まる。これみよがしに、上司と部下の関係を確立させようとする。
そして決まって言う言葉は、「わしらの時代は・・・」から始まる思い出話になるのである。若者離れが進めば、こうした説教もできなってしまう。
このご時世、説教と癇癪を聞きに飲み会に参加する若者なんていませんよ。それは私の記事ですでに立証済みです。
過酷な現場ですが、当然待遇はいい はずない クソ
待遇についてですが、いつものクソの3点セットを下記に現しましょう。
●残業代が出ない
(見なし残業、年俸制、労働裁量性など適当なこといって超過分を支払っていない)
●休みがない(月4程度)
(天候等に左右されることを前提としない工期、工事をお願いする側もノートラブル前提の安直な締切を出すので間に合うわけがない)
●過酷かつ危険な作業である
(作業速度前提としたわかってはいるが わかるわけにはいかん!)
ここで、ちょっとブラック臭が漂う建設業(設計も含む)求人をいくつかご紹介
固定残業で付加してるから多めに見えます。また固定残業時間を超過した場合は追加支給します。っていう項目、これ怪しい広告です。(このあたりはまた別の記事でご紹介したいと思います。)
この会社の人と実際に話すことありましたが、残業時間100時間超えてるっておっしゃってましたね。ちなみにビタ1文残業代出ません。
ほんとクソですね、建設業
いつものクソ回避 ── できない。つぶしが効かない建設業の技術者
ここまでクソっぷりを書いていきましたが、建設業はつぶしが効きません、
転職しようとした人も多くいらっしゃいます。ある方に話を聞いてみましたところ、他の業種に転職しようとしたそうです。
しかし、転職エージェントから
「あなたの経歴からいうと正直すべて他の業種は、未経験になってしまいます。結果として他の業種への転職は厳しいと考えております。」
っといわれたそうです。遠まわしに建設業以外ありえないってことですね。
実態から足り前人手不足!担う外国人労働!
それを担うのは外国人労働者です。建設現場でも多くの外国人が働いております。
実際に話を聞いてみると、日本人以上にひどい有様のところもあります。
日本人以上にひどい以下の点
●最低賃金を割っている
●社会保険未加入
しかし、実態は下記のような状況です。
日本人だけではなく、外国人労働者に対して、違法な労働条件で働かせております。
まとめ 先細り建設業
最後になりますが、結論を申し上げると建設業は先細りになります。
理由は以下の通りになります。
●昭和気質・体育会気質が今の時代のニーズにマッチしていないため。(人が来ない)
●高齢化が進み定年退職者が続出(人が抜けてい行く)
●30代~40代の働き盛りがいない(リストラばっかしていたツケが10年越し)
人手不足倒産って聞いたことありませんか、建設業ではいまそれで倒産する企業も少なくありません。
建築になりますが、設計するのに必要な1級建築士も高齢化と若手受験者(合格者)数も半分近く落ち込み、今後問題になってくるでしょう。
ちなみに施工管理技士も同様の問題が起きております。
今後、ゆっきーも転職するとするならば、間違いなく建設に関わる仕事はしないでしょう。
以上になります。