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【現場】働き方改革 有識者と現場との差 3ポイント【それ以外】

 

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こんにちわ、ゆっきーです。

今回は働き方改革その2として、どの程度現場と差があるが調べてみました。

 

ホント、現場と管理の意識の差ってくそだわ。

 

1.成果給の実現で脱・長時間労働経団連のトップ)

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経団連の会長様は下記の通りに仰っております。

事実上無制限に残業できる36協定の特別条項は見直すべきだ。長時間労働では生産性上がらないし、健康や介護、女性の活躍も阻害する 

 仰る通りです。長時間労働の何が問題かというと健康そのものですよね。ゆっきーも睡眠時間4時間を切る生活を淡々と繰り返していたら、睡眠障害を起こしてしまい無事に休職を果たしました。

 また、長時間労働そのものが会社に蔓延していたら、職場環境も劣悪になります。ストレスは人間の性格に影響すると思っています。普段優しかった上司もストレスでむやみやたらせかして来たり、仕事を大量に振ってきたりしてきませんか?こんなの容易に想像できますよね。

が、このあと次のようにも語っております。

脱時間給は、まさに新しい働き方、長時間労働是正の象徴だ。後回しはおかしい。改正法案を今回国会で成立させてほしい。 

  んん?長時間労働是正の根拠乏しくない?

 おそらく、付き合い残業が減るってことでしょう。確かに、残業代を目論んだ付き合い残業は昨今ある会社はあるでしょう。

 

 では、トップの声を聞いたところで現場はどうでしょう。

まず、私の会社で付き合い・生活残業してる方なんていない。特に今働き手として重要視している若手なんか、残業代より自分の時間だって仰ってる方多いと思います。

 

 長時間労働是正ではありません、成果に対して給料が支払われるので、成果を出すまで残業をしなければならなくなります。

 じゃあ、出せばいいじゃんって思う方いると思いますが、時間が空いてしまうとあれもこれもってのがどの会社でもあるとおもいます。ゆっきーの会社もそうでした。

 ユッキー的にはこれの真の目論見は、人件費抑制にしか見えません。

 

 

2.同一労働同一賃金の実現を(慶応義塾大学の教授)

正規雇用働き方改革に盛り込まれております。

先進国では長期的な成長の姿が見えない。なかなか人に投資されず、生産性向上を遅らせている。同じ仕事に同じ賃金を払う「同一労働同一賃金」とセットで議論したい。

確かに、同一の労働で、賃金が同じであれば、もっともらしく聞こえます。ただ思うのは、正規雇用の最大のメリットは正社員以上に責任を負う必要がないのと、退職のしやすさにあるのではないかなってゆっきーは考えております。

 また、この同一労働同一賃金について、どっちに合わせるかまるで書いてないので、現場では下記の地獄絵図が待っております。

www.businessinsider.jp

 スケールを低い方に合わせていきやがった。

もう正社員になる意味はないですね。非正規雇用の待遇が上がったのは評価できます。会社にしがみつかない、正社員にこだわらないって意味では働き方改革は成功です。

ただし、会社そのものは人を大事にしないって意思表示でもあるので未来はないかなぁって思うので、私がここの正社員なら脱出しますね。

 

3.実際のアンケート結果では差が。 

企業で最も興味があるのは、

長時間労働の是正(残業代削減したい)」

「脱・時間給の制度(残業代削減したい)」

「女性の活用 (人手不足を解消したい)」

がそのほとんどで、「賃金引き上げ」は1割程度でした。

 

それに対して、働き手側は

「賃金の引き上げ(カネの自由)」

長時間労働の是正(時間の自由)」

「病気の治療・子育て・介護との仕事両立(時間の自由)」

を求めています。

 

ライフワークバランスの真の意味「自由な時間の確保」こそ重要なのに、やはり生産性の向上・残業代削減ばかり目が行ってるので、現場と経営側のこの溝を埋めない限りは、働き方改革は成功しないでしょう。

 

まとめ 結局この差を埋めない企業は人を去っていく。

 結局のところ、この差を埋められない企業はこの差を埋めた企業側に人材を持っていかれること請け合いでしょう。というのも、景気は悪くなるでしょうが、人手不足には依然変わりはありません。

そんななか、働き手が求める働き方改革を行わなければ、すぐに引き抜かれるのは目に見えてませんか。アホなんでしょうか。

もう一度、誰のための働き方改革なのか考えてほしいところです。

そして、もう会社にしがみつく、しがみつかれる時代はもう終わりなのですよ。

 

以上になります。

 

検証 働き方改革 問われる「本気度」

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